人工毛植毛と自毛植毛の違いについて

一言に「植毛」といっても、植毛にも種類があります。
ここではその植毛の種類についてご紹介していきます。

人工毛植毛について

人工毛植毛とは、ポリエステル系やナイロンなどの化学繊維で作られた「人工毛」を薄毛の箇所へと植え込んでいく手法のことを言います。
日本で生み出された技術である為、「植毛」といえば人工毛による植毛を連想される人も多いですが、日本皮膚科学会が発表した薄毛治療のガイドラインにおいて、「D:行わないように勧められている」といった位置づけとなっています。

なぜ、人工毛植毛は行わない方がよいのでしょうか?

理由その1 拒絶反応が起こるから
移植を行った後に起こる生体反応を「拒絶反応」といいますが、近年の医療ではこの拒絶反応をいかに軽減するかが注目されています。
しかし、人工毛は、体にとって異物となるものを頭皮に埋め込むわけですから、当然、炎症を起こすなどの拒絶反応が起こり得ます。

また、魚の骨がのどに刺さった時のことを思い返してほしいのですが、人間の体は異物が入り込むと、体外に押し出そうという免疫システムが機能します。
その為、拒絶反応が起こるばかりではなくせっかく植えた人工毛も抜けてしまうという事も十分に起こり得ます。

理由その2 細菌が繁殖しやすい頭皮環境を生み出してしまうから
人間の髪は、毎日伸び続けています。伸びることによって毛の根本付近にたまったゴミや垢、皮脂などを押し出し、頭皮を清潔に保とうとしているからです。
しかし、人工毛は伸びる事がありません。そのため、人工毛を植えた根本にはゴミや垢、皮脂や埃がたまったままとなり、そのことで、細菌が繁殖し、頭皮が炎症を起こしたり、化膿したりなどの不具合が起き、最悪の場合、薄毛を解消したくて植えたはずの人工毛が原因となって、もとあった健康な毛まで抜け落ちてしまうという可能性もあります。

理由その3 人工毛だけが体内に埋め込まれたままになる恐れがあるから
人工毛は抜けないように奥深くまで植え込んであります。そのため、万が一、人工毛が根元付近で切れて抜けてしまった場合、人工毛のみが頭皮にささったままとなってしまいます。そのような状態になると、取り出すのが困難になるので注意が必要です。

人工毛植毛には上記のような特徴がある為、TOMクリニックでは人工毛植毛を行っておらず、また、推奨しておりません。
体へのリスクを考慮したうえで、当院では自毛植毛を採用しております。
そもそも、自毛植毛とはなんでしょうか?以下より、そのことについて説明していきます。

自毛植毛について

男性薄毛の原因の大半を占めるAGA(男性型脱毛症)の影響を受けにくいとされている、ご自身の後頭部の健康な毛を採取し、気になる薄毛箇所へと移植する手法を自毛植毛と言います。
自毛植毛は日本皮膚科学会が発表した薄毛のガイドラインにおいて、「B:勧められる」との、内服薬治療に次いで高評化を得ています。

なぜ、自毛植毛は推奨されているのでしょうか?

理由その1 拒絶反応がないから
同じ「植毛」でも、人工毛植毛と大きく異なっているのがこの点になります。自毛植毛は、自分の毛を採取して、自分の頭皮に移植するため、体が異物だと判断せず、拒絶反応というものは起こりえません。
人工毛植毛は折角移植しても拒絶反応により抜け落ちてしまうというデメリットがありましたが、逆に自毛植毛は一度植えると高い確率で生えるというメリットがあります。

理由その2 メンテナンス不要で半永久発毛
自毛植毛の一番のメリットといっても過言ではないのは、メンテナンスの必要性がなく、一度植毛を行えば、植えた髪の毛が半永久的に生え続けるという事にあります。
継続的な治療が苦手な方でも、一度の手術で悩みを解消できるとあって、今最も注目されている手法になっています。

理由その3 仕上がりが自然
人工毛植毛の場合は、つくりものを植える事になるので、仕上がり面で満足のいかない事が多々ありますが、自毛植毛の場合は、自分の髪を移植する為、髪質等が同じなのでとても自然に仕上がります。
年を重ねて他の髪が白髪になった際も、移植箇所も他の部分とかわらず白髪になるので、特別染髪する必要もございません。

上記のような理由で自毛植毛は比較的リスクが少ないとして、日本皮膚科学会により推奨されています。
植毛を検討する際は、人工毛植毛と自毛植毛はまるで別のものだということを認識したうえで行う事が望まれます。

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